こんにちは。
今回はこんな疑問に答えていきます。
介護美容研究所の基本情報
販売業者 | 株式会社ミライプロジェクト |
責任者 | 山際 聡 |
所在地 | 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1丁目15−15 タガミ神宮前ビル2F |
電話番号 | 03-6300-6415 |
メール | info@mirapro.net |
介護美容研究所とは、株式会社未来プロジェクトが運営する日本初の「介護×美容」専門のプロフェッショナルスクールのこと。
介護が必要な高齢者に対して美容を提供する専門家を育てるスクールです。
介護美容研究所の学費について電話で問い合わせてみた!
介護美容研究所の学費は…ネット上では非公表とのこと。
ホームページには学費についての記載は無く、「よくある質問」にこのような記載がありました。
学費は一括払いですか?
分割できるなら月々いくらから通学できますか?分割払いも対応しており、月々1~2万円程度からご通学が可能です。クレジットカードでの支払いも可能ですのでまずはお問い合わせください。
「なぜ非公表にしているのか」を電話で問い合わせてみました。
すると、このような返答をいただきました。
まずは介護美容がどういうものであるかを知っていただきたいという思いがあります。
そのため、本気で介護美容に取り組みたいと検討している方にだけ学費を公表させていただいております。
電話では、とても丁寧に対応していただきました。
たしかに介護美容は、まだまだ認知度が低い言葉。
介護美容のことを十分に理解をしないまま、先入観だけで選択肢から外してしまうのはもったいないことです。
介護美容に少しでも興味があるなら、まず先入観を持たずに、あなた自身の目で判断するといいでしょう!
介護美容研究所は2つのコースがある
介護美容研究所には2つのコースがあります。
- 訪問美容コース
- ケアビューティ―コース
それぞれ説明していきます。
訪問美容コース
訪問美容とは介護施設やご自宅にうかがって、髪を切るお仕事。
つまり訪問美容師です。
訪問美容コースは訪問美容サービスを提供するのに必要なスキルを学ぶコースになります。
コース内容は以下の3つです。
- 技術・訪問美容テクニック講座
- 経営・開業ビジネス講座
- 資格・介護職員初任者研修講座
技術・訪問美容テクニック講座
- 車椅子、寝たきりの方への施術方法
(車椅子に座った状態でのバックシャンプー、寝たきりの方のカット、シャンプー、毛髪の処理など) - 現場で想定されるリスクとその回避方法
- ご本人・ご家族・施設の要望を考慮した施術について
以上のような訪問美容独自のスキルが習得できます。
介護が必要な高齢者のお体の状態は個人差が大きいため、その人の体の状態に合わせての最適な対応が求められます。
そのための技術を学ぶ講座になります。
経営・開業ビジネス講座
- 施設への営業(施設形態の理解、提案方法、必要書類)、ブランディング(他社との差別化、自社の強み等)
- 企業間契約の書類の種類
- 集金の種類、必要書類、管理
以上のような施設に対しての営業ノウハウを学びます。
来店されたお客様にサービスを提供するサロンと異なり、訪問美容は施設への営業をおこなうBtoBビジネスになります。
そのため、このような勉強も必要になります。
資格・介護職員初任者研修講座
- 訪問美容の施術に必要な介護の技術(移動、移乗など)
- 基礎知識(認知症、介護保険制度など)
- 訪問美容に必要となる内容はそのままに、整容・美容の内容を追加
以上のような介護の基礎資格取得の講座になります。
業務として介助をおこなう場合、介護福祉関連の資格が必要。
つまり資格が無いと要介護者の移動・移乗が必要な場合、職員やご家族の手を煩わせることになってしまうということ。
訪問美容をおこなう場合に、介護の資格を持つことは非常に大事なことなんです。
ケアビューティ―コース
ケアビューティ―とは介護を要する高齢者にメイクやネイル、アロマ、タッチケアなどの美容のアプローチをおこなう仕事です。
ケアビューティ―コースは介護でおこなう美容全般を学べるコースです。
コースは以下の2つ。
- 週3通学の昼間部クラス
- 週1通学のエキスパートクラス
昼間部クラス
最も講義数が多く、深く学べるのが昼間部コース。
カリキュラムを一部抜粋すると…
- ケアビューティ―Basic(基礎)
- 介護・美容資格取得講座
- 美容心理学
- ケアメイクAdvance(応用)
- ケアエステティック
- ケアネイル
- 撮影スキル
- チームケアとしての美容
- ケア・介護
- 介護美容コミュニケーション
- プロモーションスキル
- ビジネススキル
など、介護美容に必要なスキルや知識をすべて学ぶことができます。
エキスパートクラス
エキスパートクラスは週1回のコースで、働きながら通えるのが特徴です。
また、3ヶ月、6ヶ月、1年と習得したいレベルに合わせて選ぶことができます。
3ヶ月・ビューティーケアワーカー専攻
- ケアメイク、ケアエステティック、ケアネイルの基礎技術を修得する
- 日々のケアの現場で活用できる代表的な美容の技術や考え方を修得する
6ヶ月・ケアビューティスト専攻
3ヵ月コースに加え、以下の知識・スキルを修得
- メイク、エステティック、ネイルのいづれかの高齢者向け専門技術・ノウハウを修得する
- 複数のご利用者様に実施するレクリエーション・アクティビティの企画・運営ができる
1年・ケアビューティ―マイスター専攻
6ヵ月コースに加え、以下の知識・スキルを修得
- メイク、エステティック、ネイルのすべての高齢者向け専門技術・ノウハウを修得する
- 自立の方から認知症や終末期の方まで幅広い高齢者とコミュニケーションがとれ施術ができる技術を修得する
このように習得したいレベルに合わせて選択が可能です。
「介護美容」は美容師の新しい生き方の1つ
今の時代、そんな悩みを持っている人は多いのではないでしょうか。
少子高齢化、そして美容師は飽和状態
少子高齢化が進み、高齢者の割合が急速に増加し続けています。
そして美容室の数も増え続けています。理容室自体は減っていますが、美容室と理容室を足した数は、ここ30年で4万件以上増加。
「高齢者が増える=1人での外出が難しい人の割合が増加する」ということ。
にもかかわらず、外出しないと行くことができない美容室の店舗数は増え続けているわけです。
つまり、美容室を利用する見込み客が減り続けているのに、美容室が増加し続けているということ。
減り続けるお客さんの取り合いは今後さらに激化していくことが予想されます。
2030年には高齢者は3人に1人?
世界保健機構の定義では、高齢者は65歳以上の方を指します。
昔と比べると、元気な高齢者が増えていますが、それでもやはり人間は年を重ねると確実に衰えます。
日本の少子高齢化がどのくらい進行しているのかというと…
1995年の時点では高齢化率(総人口に占める65歳以上人口の割合)が14.5%。2015年の時点では26.6%。そして2030年には31.1%になる計算。
つまり10年後には「3人に1人が高齢者」という時代が確実に訪れるわけです。
介護施設や自宅から動けない高齢者に生きる活力を与える仕事
先ほども言いましたが、昔と比べると元気な高齢者の数は増加傾向。
それでも介護が必要な高齢者も確実に増え続けています。
介護が必要な高齢者は、必ず人の助けが無いと生きていけません。
そのため人間としての最低限の生活の維持が優先されます。
なぜなら「安全かつ健康的に生活することが最も重要」だからです。すると、生きることの喜びを感じる機会が極端に減ってしまうんですね。
想像してみてください…。
思ったように体を動かすことができず、楽しさを全く感じない毎日。
実際に介護を要する人というのはこのような日常の繰り返しです。
こういった方々は、もっと人間らしく楽しい気持ちになれる何かが必要。
女性は何歳になってもキレイでいたいもの。
介護施設にいる女性の高齢者はキレイにしてもらうと、とてもうれしそうな表情になります。
つまり、人間らしく楽しい気持ちになれる何かに「介護×美容」はなりえるということ。
もしあなたが美容師として、人に喜んでもらえることがモチベーションになっているなら「介護美容」という選択はアリなんじゃないかと思います。
気になる人は、ぜひ資料請求をしてみてください。